公的統計、オープン情報の活用⑤ 施設基準情報を利用してマッピング

8/15/2022

オープン情報 患者 薬局

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「かかりつけ医」という言葉に、明確な定義は今のところないのが現状だ。また、最近はかかりつけ薬剤師やかかりつけ薬局、というものもあり、調剤報酬上では実はこちらの方が先に進んでいるといえる。。2022年6月7日、岸田内閣は「骨太方針2022」を閣議決定し、その中で「かかりつけ医機能」に関する新たな認定制度を創設することを明らかにした。早くても、2024年度あたり方のスタートとなるのではだいだろうか。しかし、感染拡大はなかなか収束が見えない状況が続き、かかりつけ医機能の認定制度を待ってから自身のかかりつけ医機能を持つ医療機関を決めていくのはあまり得策ではない。

そのかかりつけ医機能についてだが、実は診療報酬にある項目の一つである「機能強化加算」「小児かかりつけ医機能診療料」がかかりつけ医機能の役割を担うものを持っているとされ、評価されている。具体的には、在宅医療に関する実績があることや必要に応じて他の医療機関や介護事業所に紹介したり、診療時間外であっても自院もしくは他の医療機関と連携して24時間対応できる体制を作っている、というのがかかりつけ医機能を有する医療機関だ。そうしたかかりつけ医機能を有する医療機関の情報は、地方厚生局にて毎月公表されている。その地方厚生局にて公表されている施設基準情報を基に、HCナレッジ合同会社のある葛飾区内にあるかかりつけ機能を有する医療機関、薬局の情報をGoogle MAPで作成した。なお、かかりつけ機能については以下の点で注が必要だ。

注意1

医師の技術や処方内容について、かかりつけ医機能のある医療機関とその他の医療機関では差はない。。あくまでも「在宅医療に関する実績があることや必要に応じて他の医療機関や介護事業所に紹介したり、診療時間外であっても自院もしくは他の医療機関と連携して24時間対応できる体制を作っている」という医療機関が持つ機能のこと。患者の病気のことをよく知る医療に関する身近な相談ができる医療機関、といえる。

注意2

情報は適宜更新されので、更新日に注意が必要。


かかりつけ医機能のある医療機関(2022年7月4日時点)


小児(未就学児)かかりつけ機能のある医療機関(2022年7月4日時点)


かかりつけ薬剤師機能のある薬局(2022年7月4日時点)


施設基準情報は医療機関の機能を見るためには大変重要で役立つが、一般の住民の方にしてみるとなかなか意味が分かりにくいし、誤解を生みかねない。わかりやすく言葉の意味も合わせて説明していくことが大事だといえる。

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