医療資源の投入量に差がある医療(外来化学療法やリフィル処方箋)を適正化~第4期医療費適正化計画、審議会で了承~

11/18/2022

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 議論されていた令和6年度からの第4期医療費適正化計画について、令和3年11月17日に開催された「第158回社会保障審議会医療保険部会」にで報告され、大筋で了承された。医療に関連しては、前回の議論(参照:医療費適正化に向けた議論を確認 ~後発医薬品の推進、入院から外来診療への移行の促進など~)では明確に示されていなかったものとしては以下があげられる。

・重複投薬、多剤投与対策に電子処方箋を活用する。

・特定健診、特定保健指導についてICT活用、成果の見える化で実施率の向上につなげる。

・医療資源の投入量に差がある医療の一つとしてリフィル処方箋も加え、分割調剤と合わせて地域差の実態を明らかにして、必要な取り組みを実施する。

・保険者協議会の設置を必置として、医療関係者との連携を強化する。


資料からポイントとなる箇所を抜粋して紹介する。






医療費適正化計画を実現していくには、医療機関の協力が必要なことは言うまでもない。今回ご紹介した資料では、「電子処方箋と重複投薬・多剤投与対策」「日帰り手術の外来移行促進」「リフィル処方箋の推進」「フォーミュラリの推進とバイオシミラーの推進」といったキーワードをよく覚えておきたい。次回の診療報酬改定において、何らかの評価が考えられる。診療報酬とは、あるべき姿を形成するための協力に対する支援、という側面もある。

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