対人業務のさらなる推進に向け、「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ」が公表された。これは、2015年に策定された「患者のための薬局ビジョン」を着実に推進するもの(参照:改めて読み返し、基本姿勢に立ち返るための「患者のための薬局ビジョン」)。残念ながら、2025年までに「すべての薬局をかかりつけに」という目標は難しくなっているものの、最終ゴールとされる2035年のあるべき姿に向けて、現状を俯瞰し、具体的な課題の抽出と取組の方針が明確にされている。
様々なメディアで取り上げられ、以下について触れられているの箇条書きでポイントのみ示す。
・一包化の外部委託を認める方針。委託先は三次医療圏内の薬局。
・処方箋40枚規制については慎重に検討
・薬局以外の自宅等からのオンライン服薬指導を検討
・薬局間連携、同一薬局の利用推進
上記以外で気になった個所について、実際の資料に書き込む形式で簡単に紹介したい。
まだ完全に読み切れていない状態だが、感じたのは、薬局薬剤師に求められているのは、外部とコミュニケーション力だと思われる。薬局の外にでて、オンラインでも構わないので、外の医療・介護専門職者と対話をしていくことで、地域でのプレゼンスを高めていくことに尽きるように思われる。